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言葉という「怪物」 五・七で手なずける 「スナーク狩り」 穂村弘さん訳 (1/5ページ)

2014.11.10 16:10

絵本の翻訳を多数手がける穂村弘さん。「ある翻訳家がおっしゃっていたのですが、翻訳は球体に光を当てるようなもの。どうしても影ができてしまう。すごく難しいですね」=2014年10月30日(塩塚夢撮影)

絵本の翻訳を多数手がける穂村弘さん。「ある翻訳家がおっしゃっていたのですが、翻訳は球体に光を当てるようなもの。どうしても影ができてしまう。すごく難しいですね」=2014年10月30日(塩塚夢撮影)【拡大】

  • 「スナーク狩り」(穂村弘著/集英社、1200円+税、提供写真)

 【本の話をしよう】

 現代短歌を代表する歌人の一人であり、絵本の翻訳も多数手がける穂村弘さん(52)が、今度はルイス・キャロルが残した謎の韻文詩『スナーク狩り』の訳に挑んだ。『不思議の国のアリス』で知られるキャロルの知られざる名作をニューウエーブ短歌の旗手が大胆に翻訳。さらに、今年生誕100年を迎えたムーミンの作者、トーベ・ヤンソンの挿絵がシンクロする。キュートで不思議な一冊に仕上がった。

 キャロル&ヤンソン

 誰もその姿を見たことがないという謎の怪物スナーク。その怪物をつかまえようと集まった、ベルマン、靴磨き、帽子屋、弁護士、ブローカー、ビリヤード・マーカー、銀行家、パン屋、肉屋の9人と、1匹のビーバー(!)。個性的で奇妙キテレツなハンターたちの冒険をつづったナンセンス詩だ。「ルイス・キャロルとトーベ・ヤンソン。夢のような組み合わせの本があると編集者から聞かされて、思わず翻訳の依頼に飛びついてしまいました」

「五・七・七」で終えるスタイル

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