裏山の天照山中腹からは境内の向こうに広がる相模湾、そして視界がよければ富士山の姿もくっきりと見ることができる。
1979年には、神奈川県が選定した「かながわの景勝50選」にも選ばれており、今年6月に展望台が新たに整備されたことで、訪れる人は一段と見事な景観を楽しむことができるようになった。
≪きょうだけしか見られない 荘厳さにため息≫
温暖な鎌倉にも秋が駆け足で通り過ぎようとしている。いい季節はどうしてこんなにも速く、そして短いのだろうか。昼の間は柔らかな秋の日差しが照りつけていても、日が沈み、山から海に北風が吹くころになると、体感気温はぐっと下がる。
それでも鎌倉散策の最後は海に沈む夕日で締めくくりたい。11月に入っても、砂浜はそんな人たちでにぎわっている。冬が近づき、太陽の軌道が少しずつ南に傾いていくと、日が沈む場所も、山側から海へと移動していくからだ。
言わずもがなのことを付け加えておくと、相模湾の向こうには大きく伊豆半島が張りだしているので、鎌倉の海岸から見る夕日が海に沈むことは実はない。伊豆の山々の向こうに沈んでいくのだ。