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民主党議員の足を引っ張るオバマ氏 (4/4ページ)

2014.11.25 09:25

パイプライン「キーストーンXL」の建設を承認する法案が米上院で否決された後、連邦議会議事堂で記者会見する上院エネルギー天然資源委員会のマリー・ランドリュー委員長(中央)。身内である民主党議員の反対多数で否決され、無念さがにじんだ=2014年11月18日、米国・首都ワシントン(AP)

パイプライン「キーストーンXL」の建設を承認する法案が米上院で否決された後、連邦議会議事堂で記者会見する上院エネルギー天然資源委員会のマリー・ランドリュー委員長(中央)。身内である民主党議員の反対多数で否決され、無念さがにじんだ=2014年11月18日、米国・首都ワシントン(AP)【拡大】

 新議会では可決の公算大

 オバマ氏には「法案が可決しても苦戦しているランドリュー氏が共和党候補に勝つことはないと見切っていた」との思惑があったとの分析もある。ビジネスライクで知られるオバマ氏らしいともいえるが、共和党議員からは「オバマ氏は身内の民主党議員すらとも良好な関係を築けていない」と揶揄(やゆ)する声があがる。

 中間選挙で大勝した共和党は上下両院で多数派となる来年からの議会で、改めてキーストーンXL法案を提出すると表明している。下院の通過は確実なうえ、上院でも今回賛成に回った14人の民主党議員のうち9人が新議会でも残るため、すでに53議席を固めている共和党の賛成と合わせて60票超の賛成が得られる可能性が高い。

 08年の承認申請から6年も承認が先送りされてきたキーストーンXLについて「ヒトラーを倒すのにかかった時間よりも長くかかっている」と批判し、民主党から賛成に回ったハイディ・ハイトキャンプ上院議員(59)は法案否決後、「数カ月以内に新しい議会で建設計画を実現させることを約束する」と話した。

 上下両院で法案が可決されればオバマ氏は拒否権を行使するかどうかの判断を迫られることになり、改めて対応が注目されそうだ。(ワシントン支局 小雲規生(こくも・のりお)/SANKEI EXPRESS

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