≪果敢にアタックも 日本勢やや低迷≫
ジャパンカップは宇都宮市郊外にある宇都宮市森林公園を舞台に、14.1キロの周回コースを10周半する151キロで競われる。勝負どころはスタート直後から始まる約3キロの厳しい登坂区間の「古賀志(こがし)林道」だ。
レースはスタートすると4選手が先行したが、勝負が動いたのは終盤ラスト2周回目の古賀志林道だった。引退を表明したベテラン選手、宮澤崇史(ビーニファンティーニ・NIPPO)のアタックにより集団が活性化すると、先頭の4人を飲み込み、アタックが次々にかかる中で、先頭集団は20人ほどに絞られ、最終周回へと入っていった。9選手によるゴールスプリントの展開となり、2011年に優勝したネイサン・ハース(オーストラリア、ガーミン・シャープ)が僅差のスプリントを制して2度目の勝利をつかんだ。