かつてはシーズン最後のレースのため、バカンス気分で参戦する外国人選手が多くいたというが、現在のジャパンカップにそのような雰囲気は一切なく、すべての選手が真剣に戦う場所となり、ジャパンカップで優勝した選手は大成するというジンクスも生まれた。これまで日本人選手による優勝は1997年の阿部良之だけだが、レースのレベルが上がった今だからこそ、日本人選手の活躍も期待したい。(写真・文:フリーランスカメラマン 田中苑子(そのこ)/SANKEI EXPRESS)
■たなか・そのこ 1981年、千葉生まれ。2005年に看護師から自転車専門誌の編集部に転職。08年よりフリーランスカメラマンに転向し、現在はアジアの草レースからツール・ド・フランスまで、世界各国の色鮮やかな自転車レースを追っかけ中。