Q 国が細川紙(埼玉県)、本美濃紙(岐阜県)、石州半紙(島根県)という構成で申請したのはなぜですか
A 工芸技術分野の国の重要無形文化財には、個人と団体が認定されています。個人は「人間国宝」と呼ばれ、和紙では福井県の越前奉書や高知県の土佐典具帖紙、兵庫県の名塩雁皮紙の製作者が当てはまります。国が団体として認定しているのは石州半紙、本美濃紙、細川紙だけです。団体の場合、国の補助を受け、昔ながらの原材料の確保や後継者の育成が組織的に進められており、「保護措置が取られている」というユネスコの登録条件を満たすと考え、申請したのです。
Q 今後、登録される和紙産地は増えますか
A 新潟や京都、鳥取などには、都道府県が認定した無形文化財の団体があります。将来、国の認定を受けるようになれば、追加登録の可能性が出てくるでしょう。