日蓮宗系の尼僧、鈴木日宣(すずき・にっせん)さん=2014年、千葉県内【拡大】
【尼さんの徒然説法】
街中に飾られたイルミネーション。街路樹もお店も色とりどりの光に包まれ、街は一年で一番きらびやかな時季を迎えています。その美しさはため息が漏れるほどですが、でも私はどちらかといえば煌々(こうこう)と輝くお月様と、きらきらとまたたく星空のほうが好き。透明度を増す夜空は天然のプラネタリウム。見上げながら吐く息は漆黒の空に吸い込まれていく。手足も凍りそうな寒さですが幸せを感じるひとときでもあります。
人の「和」大切に
師走は「師匠の僧が経をあげるために馳(はせ)る」という「師馳す(しはす)」が語源といわれています。私の住する寺院では12月に師匠が走り回るほどのお経回りはありませんが、それでも皆さまと同じように多忙な時期であることには変わりありません。