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多忙のなかでも心穏やかに 鈴木日宣 (3/5ページ)

2014.12.9 16:10

日蓮宗系の尼僧、鈴木日宣(すずき・にっせん)さん=2014年、千葉県内

日蓮宗系の尼僧、鈴木日宣(すずき・にっせん)さん=2014年、千葉県内【拡大】

 互いに凡夫である

 私の師匠は「人間は人様のことはよく目につき悪口を言う。人の間違いは許そうとしないが自分の間違いに対しては寛大ですぐに許してしまう。人様の批判をしているヒマがあるなら、まず自分自身を正すことが大事だ」と口癖のように仰せになります。聖徳太子のお言葉のように「世の中にはさまざまな人がいる。自分も決して聖人君子ではない。お互い凡夫であって長所も短所もあるのだ」という視点にたって考えていくことが「和」を保つ秘訣(ひけつ)なのではないでしょうか。

 足早に通り過ぎ行く日々に、ふと気づけば今年もひと月足らず。「今今と 今という間に今ぞ無く 今という間に今ぞ過ぎゆく」という道歌(道徳的、教訓的な短歌)がありますが、「今」と言っている間に「過去」になっていく時間を誰も止めることはできません。忙しい日々となりそうですが「忙」という漢字は「心を亡くす」と書きます。忙しいと優しい心、温かな心、思いやりの心を忘れてしまいがちです。多忙のなかにも穏やかな心を忘れずに新たな年を迎えましょう。

日々の「当たり前」に感謝を

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