サイトマップ RSS

NY原油、5年5カ月ぶり60ドル割れ 円安値上げを帳消し 家計に恩恵 (1/4ページ)

2014.12.13 08:40

12月11日、原油相場の1バレル当たり60ドル割れを材料に株売買の注文が飛び交うニューヨーク証券取引所。朝方発表された米消費関連の指標が好調だったことを好感してダウ工業株30種平均は4営業日ぶりに反発したが、原油安の経済への悪影響が意識され、ダウは取引終了にかけて上昇幅を縮めた=2014年、米ニューヨーク(AP)

12月11日、原油相場の1バレル当たり60ドル割れを材料に株売買の注文が飛び交うニューヨーク証券取引所。朝方発表された米消費関連の指標が好調だったことを好感してダウ工業株30種平均は4営業日ぶりに反発したが、原油安の経済への悪影響が意識され、ダウは取引終了にかけて上昇幅を縮めた=2014年、米ニューヨーク(AP)【拡大】

  • NY原油相場の推移(1バレル当たり、WTI先物)=2009年~2014年12月11日
  • 原油安によるエネルギー価格の値下がり=※2014年12月のカッコ内は7月比の値下がり幅。電気、ガスは標準家庭

 11日のニューヨーク・マーカンタイル取引所の原油先物相場は続落し、指標となる米国産標準油種(WTI)1月渡しが前日比0.99ドル安の1バレル=59.95ドルで取引を終えた。2009年7月以来、約5年5カ月ぶりに60ドルを割り込んだ。11日の通常取引終了後の時間外取引では一時58ドル台に下落。12日に入っても売り注文が優勢で、午前5時現在は前日比0.75ドル安の59.20ドルをつけた。

 今年7月までは1バレル=100ドルを超える水準で推移していたが、4カ月余りで約4割下落した。

 欧州や中国の景気減速で需要が低迷する中、米国で「シェールオイル」の増産が続き供給量が増加。また、石油輸出国機構(OPEC)が11月の総会で減産見送りを決めたため、供給過剰感が強まり価格下落に拍車をかけている。

 日本も含むアジア市場で指標となるドバイ原油も、11日の終値は1バレル=61.51ドルまで下落し、直近の高値となる6月中旬の1バレル=111.16ドルから45%も値下がりしている。

 米エネルギー情報局(EIA)は今月、来年の平均価格見通しを1バレル=62.75ドルに下方修正しており、原油安が長期化する公算が大きくなっている。

円安値上げを帳消し 家計に恩恵

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。

ページ先頭へ