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【タイガ-生命の森へ-】気骨の猟師 誇り高き「イッテツ」 (3/4ページ)

2015.1.10 09:05

ウデヘの伝統服、ハラートを着るありし日のイワン・ゲオンカ=ロシア・クラスヌィ・ヤール村(伊藤健次さん撮影)

ウデヘの伝統服、ハラートを着るありし日のイワン・ゲオンカ=ロシア・クラスヌィ・ヤール村(伊藤健次さん撮影)【拡大】

  • 多彩な生命を育むタイガ。ビキン川は立ち止まることなく流れ続ける=ロシア・クラスヌィ・ヤール村(伊藤健次さん撮影)
  • 樹上に残されたクマ棚=ロシア・クラスヌィ・ヤール村(伊藤健次さん撮影)
  • 苔むした倒木に芽生えたエゾマツの幼木=ロシア・クラスヌィ・ヤール村(伊藤健次さん撮影)
  • タイガでクマを獲った若き日のイワン(左)と兄ヤコフ=ロシア・クラスヌィ・ヤール村(伊藤健次さん撮影)
  • ロシア・クラスヌィ・ヤール村

 イワンの兄、ヤコフ・カンチュガも4年前の冬、ビキン川の氷をスノーモービルで踏み抜き、亡くなってしまった。2人ともまだ60代。精気にあふれ、リーダー格の猟師として一線に立っていた時の遭難である。きっと存命ならウデヘならではのやり方で、ビキン川とタイガの魅力を伝え続けていただろう。そうと思うとつくづく残念でならない。タイガの自然とは、恵みを与えてくれる一方で何と容赦ないものだろう。

 初めて兄のヤコフの家にお邪魔した時、古い写真を見せてもらったことがある。そこにはタイガを伐採から守る先祖の姿やビキン川での砂金堀り、昔の船着き場の風景などにまじって、若き日のイワンとヤコフのクマ狩りの写真があった。残雪のタイガで大きなクマを仕留めた兄弟は若く誇らしげだった。色あせた写真からも2人のタイガへの親近感がひしひし伝わってきたものだ。

 イワンとヤコフが亡くなった今、その写真を見ると、さまざまな思いが交錯する。

ビキン川のタイガとは

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