日蓮宗系の尼僧、鈴木日宣(すずき・にっせん)さん=千葉県内(財満朝則撮影)【拡大】
七、悪口(あっく)…人が傷つく言葉や乱暴な言葉など。
八、貪欲(とんよく)…貪(むさぼ)り。必要以上に物を欲すること。
九、瞋恚(しんい)…自分の心に逆らうものに怨(うら)み憎しみ怒ること。
十、邪見(じゃけん)…因果の道理を否定する自分勝手な見解。
この十悪を犯さないことが直ちに十善となります。
反省してこそ向上
現在の世の中で過ちを犯さない人間は皆無に等しく、私たちは「身体」と「言葉」と「心」でこの十悪を犯してしまいます。しかしこれからもしこの十悪を犯してしまったらすみやかに反省し心を改め、二度と同じ過ちを繰り返さないように努力致しましょう。孔子は「過ちて改めざる。これを過ちと謂(い)う」と仰せになりましたが、その過失をそのままにしてしまわずに、反省して向上心につなげていく人の人生は、大きく良い方向へと必ず変わっていくはずです。
年の初めは新たなスタートラインでもあります。昨年の自分を振り返り、十悪に照らし合わせて反省すべき点は反省し、今年は確実に十善を積む努力をし、心豊かに、そして穏やかな一年を歩んでまいりましょう。