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ありふれた街にも命が満ちている 「日本の12か月を食べる、遊ぶ、暮らす。」著者 望月聖子さん (2/4ページ)

2015.1.25 17:05

自宅の一角が仕事場。ずらりと並んだ色鉛筆で四季を描く、イラストレーターの望月聖子(きよこ)さん=2015年1月13日(塩塚夢撮影)

自宅の一角が仕事場。ずらりと並んだ色鉛筆で四季を描く、イラストレーターの望月聖子(きよこ)さん=2015年1月13日(塩塚夢撮影)【拡大】

  • 今にも甘酸っぱい匂いがただよってきそう(「日本の12か月を食べる、遊ぶ、暮らす。」より、提供写真)
  • 「日本の12か月を食べる、遊ぶ、暮らす。」(望月聖子著/幻冬舎、1400円+税、提供写真)

 「もう70歳だし、自分でボツにしちゃうこともできた。でも、今の70歳って、昔とはちょっと違うでしょ。まだまだ働ける!と思って。年だからといって何もしないのはもったいない。ちょっとずつ描いていれば、いろんな新しいものが見えてくる」

 表情豊かな生き物たち

 その言葉通り、大地と同じ目線で描かれた生き物たちの表情は実に豊かだ。「長いこと一緒に暮らしている」という野ねずみくん、メジロ、アゲハの幼虫、おまけにゲジゲジまで登場!

 「ゲジゲジは手にのせると、感触がサワサワして面白いんですよ。普通に見るとあまり記憶に残らないけれど、イラストに描こうと目をくばっていると、『あ、点が6個あるんだ』などと深く見ることができる」

 自宅は都心から電車で30分ほどの丘陵地帯に広がる住宅街であり、いわゆる「田舎暮らし」ではない。それでもありふれた街にも、こんなにも命に満ちていたのかと驚かされる。「『こんなところで田舎暮らし?』と思うかもしれないけれど、ちょっと目を向ければすごく豊かな自然が広がっている」

匂いにも色がある

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