「誰しもが『自分は何者か』という興味を抱いていて、それについて知りたがっている。かといって、盲目的に誰かを信じられるほど現代の人々は愚かではない。科学者のアドバンテージは、『こういう実験によって確かめられました』という、読者が追体験できる証拠を提示しながら謎を解き明かせることです。私の役割は、科学によって確かめられたことを、私の口を通じて、みなさんに分かりやすく届けること。古代には神の託宣を告げる巫女がいましたが、私はいわば現代版の巫女なのかもしれません」(塩塚夢、写真も/SANKEI EXPRESS)
■なかの・のぶこ 脳科学者、医学博士。1975年、東京都生まれ。東京大学工学部卒業後、東京大学大学院医系研究科博士課程修了。2008年から10年までフランス原子力庁サクレー研究所に勤務。13年から東日本国際大学客員教授、横浜市立大学客員准教授。さまざまなテレビ番組のコメンテーターとしても活動中。
「正しい恨みの晴らし方」(中野信子著/ポプラ社、780円+税)