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【OMOTENASHI SELECTION 2014】金賞(9)ougi 京の美意識受け継ぐトート (1/3ページ)

2015.2.27 09:30

京都で培われた優れた感性と伝統の染織技術を生かし、自然と向き合いながら、現代の生活に寄り添うものづくりを進める=2015年1月23日(石原敏彦さん撮影、提供写真)

京都で培われた優れた感性と伝統の染織技術を生かし、自然と向き合いながら、現代の生活に寄り添うものづくりを進める=2015年1月23日(石原敏彦さん撮影、提供写真)【拡大】

  • 【金賞】光章/ougi。四季の移ろいを読み取る日本人の感性を麻と綿を同量で使い、品格と存在感のある帆布でできた斬新なスタイルのトートバッグ(提供写真)
  • 「OMOTENASHI_Selection(おもてなしセレクション)2014」(主催:OMOTENASHI_NIPPON実行委員会)_金賞13点=2015年2月5日
  • 「OMOTENASHI_Selection2014」の授賞発表式で金賞を受けた受賞者ら=2015年2月5日、東京港区のホテルオークラ東京(野村成次撮影)
  • 日本が世界に誇る「おもてなし」の心にあふれた商品・サービスを発掘し、国内外に発信するプロジェクト「OMOTENASHISelection(おもてなしセレクション)2014」の授賞発表式が2015年2月5日、都内のホテルで行われ、金賞13点を含む計47点が選ばれた。

 【金賞】

 ■光章/ougi

 風のそよぎに含まれた細かな表情にも四季の移ろいを読み取る日本人の感性を麻と綿を同量で使い、品格と存在感のある帆布でできた斬新なスタイルのトートバッグに映す。裾を開けば名前の通り扇の形が現れ、着物の襟元や袖口、裾からのぞく差し色に粋を見いだす伝統的な美意識が浮かび上がる。

 京友禅で培った色彩に対する染め職人の鋭敏な感覚と洗練を極めた技は、豊かな自然、精巧な建造物や日常の光景からもたらされた心の動きを鮮やかな色の見立てに昇華させる。

 「紅は嵯峨野の竹林に咲いた侘助(わびすけ)を表しています。ツバキの中でも独特の趣があり、実際には茶色がかっていたかもしれませんが、花の周りにあった緑色との対比から目に留まったときの印象や心の動きを紅の色に託しています」

 そう語る小川光章代表は、ピンクの色は二条城のツツジを示し、青は京都の町家の軒先にあったアサガオの縹色(はなだいろ)であるという。墨色は銀閣寺にある水墨画の世界、帆布の生成りの色は桂離宮書院の白壁を目にした際の記憶が刻まれている。

パリの見本市「メゾン・エ・オブジェ」などで高い評価

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