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大切な高貴なものが隠されている 「裏が、幸せ。」著者 酒井順子さん (4/5ページ)

2015.3.16 06:40

自身の属性も「裏」という。「コソコソ日陰の道を歩いてきました…。ときには華やかな部分も見たりしつつ。どっちも見たいというスケベ心ですかね」と自己分析する=2015年2月13日、東京都千代田区(野村成次撮影)

自身の属性も「裏」という。「コソコソ日陰の道を歩いてきました…。ときには華やかな部分も見たりしつつ。どっちも見たいというスケベ心ですかね」と自己分析する=2015年2月13日、東京都千代田区(野村成次撮影)【拡大】

  • 女性の生き方を書き続けてきた酒井順子さん。今回のエッセーにも魅力的な女性が登場する。「書く対象として女性が好きですね」と語る=2015年2月13日、東京都千代田区(野村成次撮影)
  • 「裏が、幸せ。」(酒井順子著/小学館、1500円+税、提供写真)

 しっとりとした奥行き

 「日本海側美人一県置き説」を検証するため実際に足を運んで美人率をカウントしたり、現地で活躍する人々と語らったり。そんな紀行文的な面白さもありながら、文学から宗教、政治、経済まで深く考察する。“裏”の魅力にも通じるような、しっとりとした奥行きが文章からもにじむ。

 「大人になりました…。やっぱり、年を取ると文章も老けますね。物の見方は変わらないんですけど。昔のエッセーを読み返すと、『私たちギャルは』なんて書いてますからね、恥ずかしい。ターニングポイントになったのは、やっぱり(大ベストセラーになった)『負け犬の遠吠え』。35歳のときびっくりしたんですよ。『あ、もうすぐ40なんだ』って。そこからさらに年を重ねて…。今の年だからこそ、『裏』を書けたのかもしれません」

『死』を書いちゃうともう書くことがなくなってしまうから…

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