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【アラスカの大地から】自然に生まれる優しい関係 (2/3ページ)

2015.3.16 16:30

寄り添うパフィン。会話が聞こえてきそうなほど、そのたたずまいは温かい=米アラスカ州(松本紀生さん撮影)

寄り添うパフィン。会話が聞こえてきそうなほど、そのたたずまいは温かい=米アラスカ州(松本紀生さん撮影)【拡大】

  • とれたての魚介類をくれた漁師。心のこもった贈り物は素材以上の味がする=米アラスカ州(松本紀生さん撮影)
  • ときには船上に招待されることも。乗客とランチを共にしたある日の午後=米アラスカ州(松本紀生さん撮影)
  • 南東アラスカの海をめぐる客船。毎年会う船長はよき友人である=2013年7月26日、米アラスカ州(松本紀生さん撮影)
  • 米アラスカ州

 ≪「お金より他の人を助けて」≫

 数年前にこんなことがあった。エンジン付きのゴムボートを運転していたときのこと。大海の真ん中で突然エンジンが止まってしまった。無線で沿岸警備隊に連絡をするも、電波の状態が悪くらちがあかない。しばらく交信を試みていると、遠くから白い船が近づいてきた。

 無線を聞いていたという年配の夫婦が助けにきてくれたのだ。彼らは船から伸ばしたロープで僕のゴムボートを引き、僕がキャンプをしていた無人島まで連れて行ってくれた。

 その後キャンプをたたむまで数時間を待ってくれ、さらにはキャンプ道具を船に積み込んで町まで送ってくれたのだ。

 僕のためにほぼ一日を費やしてくれた。かかったガソリン代も少なくはない。もったいないほどの親切を受けた僕は、言葉や態度だけでは気持ちを伝えきれないと、いくらかのお礼を渡そうとした。ただ彼らは頑として受け取ってくれない。そしてこう言ったのだ。

写真家 松本紀生略歴

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