「7マイルブリッジ」はフロリダキーズの島々にかかる橋で最長の約11キロにもなる。この橋を通りキーウェストまで続く国道1号は左右を海に囲まれ、「オーバーシーズ・ハイウエー」とも呼ばれる=2014年12月8日、米フロリダ州キーウェスト(本社チャーターヘリから、早坂洋祐撮影)【拡大】
当時の名残は「7マイルブリッジ」と呼ばれる長さ10.93キロの古い橋で見られる。今は通り抜けできないように途中で切断されているが、フロリダキーズの中間付近にある町「マラソン」から3.5キロ離れた小島「ピジョンキー」までは通行可能だ。橋の上では、観光客や地元住民がサイクリングをしたり、釣り糸を垂らしたりしながら、南国の絶景を楽しんでいた。
≪文豪が愛した島 緩やかな時間が流れる≫
フロリダキーズの最果ての島に、ほんの一瞬だけ出現した「コンク共和国」をご存じだろうか? ホラ貝の一種の「コンク貝」の名前を冠したこの国が、フロリダ半島の南西に浮かぶキーウェストに誕生したのは1982年4月23日のことだ。
当時、島から150キロほど南のキューバからの不法移民や中南米から流入する密輸麻薬の対策として、米国境警備隊は半島にもっとも近い島、キーラーゴにチェックポストを設けた。国道1号を通って本土に上陸する全ての人に身元照会を行ったため車の大渋滞を引き起こし、往来は不便を極めた。