「7マイルブリッジ」はフロリダキーズの島々にかかる橋で最長の約11キロにもなる。この橋を通りキーウェストまで続く国道1号は左右を海に囲まれ、「オーバーシーズ・ハイウエー」とも呼ばれる=2014年12月8日、米フロリダ州キーウェスト(本社チャーターヘリから、早坂洋祐撮影)【拡大】
当時のキーウェスト市長は、連邦政府に抗議のメッセージを送るため、島の独立を計画。「コンク共和国」の独立を宣言し、そのわずか1分後には島に駐在する海軍基地司令官に降伏するパフォーマンスを行った。結果としてチェックポストは廃止され、政府から10億ドルの対外援助を引きだすことにも成功した。この南国らしいユーモラスな抗議行動は毎年4月に行われる独立記念祭に引き継がれ、いまも1週間にわたって祝いのパーティーやパレードが盛大に行われている。
キーウェストは16世紀にスペインからの移住者が開拓し、米本土と中南米の貿易中継基地として栄えた。米国でもっともキューバに近く、革命を逃れた難民たちが葉巻工場を運営するなどカリブ海文化の色彩が濃い。
そんなキーウェストを気に入って住み着いた有名人に、「パパ」の愛称で親しまれた文豪、アーネスト・ヘミングウェー(1899~1961年)がいる。彼は2番目の妻、ポーリンと2人の息子とともに、1931年から8年間、この町に住んだ。現在も残る彼の家は博物館として公開されていて、彼の飼っていた「6本指」のネコの子孫で同じく6本指のネコたち約50匹が、見学に訪れた観光客を出迎えてくれる。「誰がために鐘が鳴る」や「キリマンジャロの雪」を執筆した書斎は当時のまま保存され、趣味の道具にあふれとても居心地が良さそうだ。当時のヘミングウェーは、現在も営業を続けている近所のバー「スラッピー・ジョーズ」で酒を飲み、船で海にこぎ出してカジキマグロを釣って楽しんだ。