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この9年間の変遷が根底に流れています 「千日のマリア」著者 小池真理子さん (5/5ページ)

2015.4.6 17:25

孤独を引き受ける登場人物たちのたたずまいは強く美しい。「1人でいられるタイプの人間が好きなんです。特にそういう女性を描きたいという思いがいつもある」=2015年2月18日、東京都文京区(斎藤浩一撮影)

孤独を引き受ける登場人物たちのたたずまいは強く美しい。「1人でいられるタイプの人間が好きなんです。特にそういう女性を描きたいという思いがいつもある」=2015年2月18日、東京都文京区(斎藤浩一撮影)【拡大】

  • 激動の9年間をたくましく乗り越えた小池真理子さん。「美意識を裏切ることをするのが一番いや。ギリギリの所でもそれは貫きたい」=2015年2月18日、東京都文京区(斎藤浩一撮影)
  • 「千日のマリア」(小池真理子著/講談社、1500円+税、提供写真)

 デビューから35年。作家生活を「長い長い旅をしてきた。夢をかなえるという単純な話ではなく、小さい頃から口べたで引っ込み思案な私にとって、書くことが生きることだった。人の暗闇をのぞきこんでしまう人間だったからこそ、書いてこれたのだと思います」と振り返る。

 新たな挑戦を織り込みつつ、さらなる高みに達した本作。さて、その先は?

 「とりたてて『新しいものを書いてやろう』という意識があるわけではない。自分勝手に、自分の中にあるものを、これからも出し続けていきたい」

 ■こいけ・まりこ 1952年、東京都生まれ。成蹊大学文学部卒業。78年にエッセー『知的悪女のすすめ』でデビュー。ベストセラーに。85年、『第三水曜日の情事』で小説家デビュー。89年、「妻の女友達」で第42回日本推理作家協会賞(短編部門)、95年、『恋』で第114回直木賞、2013年、『沈黙のひと』で第47回吉川英治文学賞を受賞。『二重生活』『ソナチネ』『怪談』など著書多数。

「千日のマリア」(小池真理子著/講談社、1500円+税)

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