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【アラスカの大地から】旧交温め合うひとときがうれしい (2/3ページ)

2015.4.13 07:00

ブルックス山脈最大の湖、シュレイダー湖。分厚い氷も白夜の日差しで融けてゆく=2014年7月5日、米アラスカ州(松本紀生さん撮影)

ブルックス山脈最大の湖、シュレイダー湖。分厚い氷も白夜の日差しで融けてゆく=2014年7月5日、米アラスカ州(松本紀生さん撮影)【拡大】

  • カリブーの進路は天候、風向き、天敵などに左右され、まったく予測がつかない=2013年6月28日、米アラスカ州(松本紀生さん撮影)
  • 巣穴からひょっこり顔を出したキツネの子供。初めて見る人間に何を思うのだろう=2014年6月29日、米アラスカ州(松本紀生さん撮影)
  • ツンドラにキャンプをはる。テントは”Bear_fence“(クマの柵)で取り囲む=2014年6月29日、米アラスカ州(松本紀生さん撮影)
  • 米アラスカ州のマッキンリー山(標高2万237フイート、6168.2メートル)=2013年9月12日現在

 ≪極北の空気を吸い込みカメラを構えた≫

 「ドールシープだ」とヘッドホン越しにカークの声。とっさに彼の目線の先を見渡すが、それらしいものは何も見えない。

 「あの尖った頂からまっすぐ下に降りたところだよ」と言われてやっと見えてきたのは、米粒ほどの白い点だ。自分だけでは絶対にそれがシープだとは分からなかっただろう。

 探しているものが実際にどんな風に見えるのか、それさえ分かっていれば小さくとも見つけだすことができる。海上はるか遠くでホコリのように立ち昇るクジラの潮を、僕が難なく見分けられるのと同じなのかもしれない。

 「カリブーだ」。またカークが叫ぶ。さっきよりも声が弾んでいるのは、カリブーを待ち望んでいた僕の気持ちを忖度(そんたく)してくれているからに他ならない。

写真家 松本紀生略歴

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