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世阿弥が気がついた却来(きゃくらい)の思想 「まねる」「うつす」「わたす」がすべてなのである 松岡正剛 (2/5ページ)

2015.5.25 19:00

【BOOKWARE】編集工学研究所所長、イシス編集学校校長の松岡正剛さん=9月14日、東京都千代田区の「丸善丸の内店内の松丸本舗」(大山実撮影)

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 ところが『花伝書』も『花鏡』も一般にはまったく知られてこなかったのである。明治42年に安田善次郎所蔵の古書が吉田東伍に預けられたとき、やっと陽の目を見た。なぜ知られていなかったのか。秘伝であり口伝であったからだ。ぼくはこのことを知って、本当に伝承されるべきものはこのような「秘すれば花」でなければならないのかと、心底愕然とした。安易な普及だけでは伝承できないものがあったのだ。

 能は「型」に入って「型」に出ることで成立する。これを習得するために稽古があった。稽古は「古(いにしえ)を稽(かんが)える」ためのもので、そのためにするべき技法は「まねる」「うつす」「わたす」の3つのプロセスの繰り返しだった。そのために二曲三体を定め、一調二機三声を教え、位も九位を設けた。まことに凄い。

万象万障に「能(あた)う」もの

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