【牧野直子の健康ごはん】
カボチャは緑黄色野菜の一つ。βカロテンやビタミンC、Eが多く含まれます。これらは抗酸化作用があり、一緒に取ることでお互いの抗酸化作用を助け合うので、カボチャは一度に効率よく栄養の取れる野菜といえます。
私たちの体は酸化によって老化が進むので、カボチャはアンチエイジングに欠かせない野菜ともいえます。そのほか、余分な塩分の排泄(はいせつ)を促すカリウムや、便秘や生活習慣病の予防・改善に欠かせない食物繊維も多く含みます。
カボチャは丸のままなら、風通しの良いところで2カ月ほど保存ができます。カットされたものは、ワタから傷むので、ワタをとって切り口をラップでピッタリと覆い、冷蔵庫の野菜室で保存します。
また、用途に合わせて切り、冷凍保存しておいてもよいでしょう。煮物なら3~4センチ角、汁物用なら適度な厚さのいちょう切りなどにして冷凍し、使うときは、凍ったまま煮立てた煮汁に入れて料理します。解凍してから使うと、水っぽくなり煮崩れてしまいます。
今回のドライカレーも、あらかじめ切って冷凍しておいたものでも作れます。その際は、作り方〔2〕で水を加え、煮立ったところに冷凍のままのカボチャを加えます。