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「死」が訪れるからこそ「命」を大事に 鈴木日宣 (4/5ページ)

2015.6.9 16:00

日蓮宗系の尼僧、鈴木日宣(すずき・にっせん)さん=2015年、千葉県内(財満朝則撮影)

日蓮宗系の尼僧、鈴木日宣(すずき・にっせん)さん=2015年、千葉県内(財満朝則撮影)【拡大】

 ≪最期の一年が幸せになれるように≫

 国柱会の創始者である田中智学先生は次の言葉を遺されています。

 学問も可(い)い 議論も可い さても吾(われ) 今夜死んだらどうする。

 金銭が欲(ほし)い 名誉が欲い しかし吾 今夜死んだらどうする。

 他人が憎い 自身が愛(いとし)い かくて吾 今夜死んだらどうする。

 別荘が広い 愛妾が美(うつくし)い しかも吾 今夜死んだらどうする。

 選挙も佳(い)い 当選も嬉(うれし)い そこで吾 今夜死んだらどうする。

 皆さんも「今夜死んだらどうするか」と考えてみていただきたいと思います。お釈迦様はあちらこちらの経典で「常に『死』を意識することにより苦しみのおおもとである執着がなくなり、よりよく生きていく術を見出すことができる」と説かれています。怖がらずに真正面から「死」を見据え「今生の為だけではなく来世の為に」と善業を積んでいけば、つまらぬことで思い悩むこともなくなり、穏やかで豊かな心をもって人生を歩むことができます。

尼僧 鈴木日宣略歴

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