日蓮宗系の尼僧、鈴木日宣(すずき・にっせん)さん=2015年、千葉県内(財満朝則撮影)【拡大】
≪最期の一年が幸せになれるように≫
国柱会の創始者である田中智学先生は次の言葉を遺されています。
学問も可(い)い 議論も可い さても吾(われ) 今夜死んだらどうする。
金銭が欲(ほし)い 名誉が欲い しかし吾 今夜死んだらどうする。
他人が憎い 自身が愛(いとし)い かくて吾 今夜死んだらどうする。
別荘が広い 愛妾が美(うつくし)い しかも吾 今夜死んだらどうする。
選挙も佳(い)い 当選も嬉(うれし)い そこで吾 今夜死んだらどうする。
皆さんも「今夜死んだらどうするか」と考えてみていただきたいと思います。お釈迦様はあちらこちらの経典で「常に『死』を意識することにより苦しみのおおもとである執着がなくなり、よりよく生きていく術を見出すことができる」と説かれています。怖がらずに真正面から「死」を見据え「今生の為だけではなく来世の為に」と善業を積んでいけば、つまらぬことで思い悩むこともなくなり、穏やかで豊かな心をもって人生を歩むことができます。