PKを決めた宮間あや(手前)を抱きしめる阪口夢穂(みずほ)と、両手を広げ駈け寄る澤穂希(ほまれ、左)=2015年6月8日、カナダ・ブリティッシュコロンビア州バンクーバーのBCプレース(岡田亮二撮影)【拡大】
初戦「いい入り方」
反撃にさらされた後半も慌てなかった。俊足のバッハマンにサイドを再三突かれたが、宮間と岩清水は「中央突破されるよりはいい」と確認し合ってゴール前を固めた。宮間は「1人で駄目なら2人、2人で駄目なら3人とカバーし、フリーで打たせなかった」と、涼しげに話した。
ほとんどボールを運べなかった後半は頼りない内容に映った部分もある。ただ、選手は大会を通じた成長が最後に花開くと心得る。岩清水は「勝った上で修正点が多く出た。初戦としては、ある意味いい入り方」と不敵に笑った。
ベテラン澤も躍動
守備的MFで先発した澤も、後半12分にベンチに退くまで体を張ったプレーで貢献した。「初戦で勝利を収めることができたことはチームの勢いになる。本当に良かった」とほっとした様子で話した。これで代表出場は200試合に達した。
攻撃で目立つ場面は少なかったが、的確な読みでピンチの芽をつみ、ベテランらしい動きを見せた。「失点は絶対に避けたいと思っていたので、みんなで体を張ることができた」と胸を張る。