準々決勝のPK戦でフランスを下し、喜ぶドイツイレブン=2015年6月26日、カナダ・ケベック州モントリオール(AP)【拡大】
立ち上がりからボールキープができず、組み立てに苦心した。前半だけで打たれたシュートは14本。それでも、主将のGKアンゲラーの好守もあって守勢を耐え抜き、無失点で折り返した。地元開催だった前回大会は準々決勝で日本に敗れ、3連覇への道を絶たれた。その後は23歳のマロジャンらが台頭して若手主体に切り替わったが、伝統のしぶとさは息づいていた。
後半19分に先制されても下を向かず、終盤に追い付いた。PK戦では5人全員が成功させ、最後はアンゲラーが好セーブ。殊勲のGKは「いい試合ができた。PK対策の練習は積んでいるし、技術にも自信がある」と喜びを隠せなかった。ナイト監督は「まだ大会を制したわけではない」と2大会ぶりの優勝を見据えた。(共同/SANKEI EXPRESS)