サイトマップ RSS

イスラムだけが知っている世界舞台 そろそろ欧米中心型歴史観からの脱出へ 松岡正剛 (2/5ページ)

2015.7.8 15:30

【BOOKWARE】編集工学研究所所長、イシス編集学校校長の松岡正剛さん=9月14日、東京都千代田区の「丸善丸の内店内の松丸本舗」(大山実撮影)

【BOOKWARE】編集工学研究所所長、イシス編集学校校長の松岡正剛さん=9月14日、東京都千代田区の「丸善丸の内店内の松丸本舗」(大山実撮影)【拡大】

  • 【BOOKWARE_松岡正剛】BOOK_MEETS_BOOK

 「イスラーム」とは唯一絶対の神(アラビア語でアッラーフ)を信仰し、最後の預言者ムハンマドを通して下された聖なる『クルアーン』の教えに従うことをいう。神への奉仕を重視し、偶像崇拝を禁じ、ウンマ共同体の信徒(ムスリム)どうしの連帯感を優先する。世界に16億人がいる。

 ムスリムは信仰と行為を強靱に結びつけてきた。六信は神(アッラー)、天啓(マラーイカ)、啓典(クトゥブ)、使徒(ルスル)、来世(アーヒラ)、定命(カダル)、五行は信仰告白(シャハーダ)、礼拝(サラー)、喜捨(ザカート)、断食(サウム)、巡礼(ハッジ)だ。16億人のムスリムがこれらの誓いを徹底して今日にまで守ってきたのは、世俗化が著しいキリスト教や仏教などに較べ、驚くべきことだ。

 しかし一方、イスラム史は波瀾万丈なのである。とくに4代カリフのアリーを境いに、カリフはムハンマドの子孫であるべきだというシーア派と、カリフは互選されるべきだというスンニ派が対立したのが大きい。これはシーア派イランとスンニ派サウジアラビアの大対立から、各地の集団の小対立にまで及んだ。宗教的な対立ではない。ガバナンスの違いだ。それでも両派ともに聖戦(ジハード)を辞さないのは、そもそもムハンマドが聖戦によって「信仰の社会化」をもたらしたからだった。

網の目型のネットワーク軍団

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。

ページ先頭へ