7月14日、イラン核協議が行われた首都ウィーン市内のホテルで、写真撮影に臨むイランのモハマド・ザリフ外相(中央)や関係国の外相ら=2015年、イラン(ロイター=共同)【拡大】
Q イランは変わる?
A 抑圧的と批判される現在の体制がすぐに変わることはなさそうだが、ロウハニ政権の穏健路線に対する国民の支持が高まるのは確実だ。ロウハニ師が今後どのように社会の自由を広げていくのかが注目される。
《米長官、共和議員らと激しい応酬》
ケリー米国務長官は23日、イラン核協議の最終合意について上院外交委員会の公聴会に出席し、制裁解除や査察体制をめぐり譲歩したと反発する共和党議員らに、合意を履行しなければ「イランによるウラン濃縮活動を許すだけだ」と反論、激しい応酬が交わされた。
イラン核合意についての初の公聴会で、制裁面で関わりを持つルー財務長官、核問題の技術的側面に詳しいモニズ・エネルギー長官も同席。審議は約4時間に及んだ。