【KEY BOOK】「ゲリラ戦争」(エルネスト・チェ・ゲバラ著、五十間忠行訳/中公文庫、823円、在庫なし)
ブエノスアイレスの医学生で、アレルギー研究をしていたゲバラが職業革命家に転じたのは、オートバイで南米各地を放浪するたびに出会う民衆と国家の現実に憤然としたからだ。ではどうするか。アメリカの帝国主義的な圧力を撥ねのけるには、民衆自身が立ち上がる戦術をもつべきだと確信したゲバラは、キューバで体得したゲリラ戦に活路を見いだした。
【KEY BOOK】「ゲバラ日記」(チェ・ゲバラ著、高橋正訳/角川文庫、562円、在庫なし)
キューバ革命後のゲバラがコンゴ、アルジェリア、ペルーなどをへて次の革命現場に選んだのはボリビアだ。日記は1966年からほぼ毎日、その克明な準備と逡巡と決断を綴る。2000メートルの山岳に分け入って壮絶な格闘をしつづけているのに、自分とチームの行動を10分おきに記録した。こんなことができるのは、革命という「集中の成就」に向かっているからだ。