バイエリッシャー・バンホーフのビール醸造責任者、マティアス・リヒターさん(39)によると、ゴーゼは乳酸発酵させているのも特徴。そのため味に若干の酸味も加わる。ただ、塩とコリアンダーを工程のどの時点で入れるのか尋ねると、「それは企業秘密です」とガードは固かった。
少し濁りつつも、明るい黄色のビールは口にふくむと、ほのかな酸っぱさとともに、爽やかな味が広がった。苦味が少ないため、ビールが苦手な人にも飲みやすいという。「いろいろな飲み方でも楽しめる」と、リヒターさんは薬草やラズベリーのシロップ、キュンメル酒を加えたゴーゼも用意してくれた。
ドイツでは近年、クラフトビールが流行中で、ゴーゼもその追い風に乗っているようだ。地ビールだけに小規模だが、バイエリッシャー・バンホーフの製造量は12年前から倍増し、現在は年間25万リットル。米国やイタリアにも輸出している。