再稼働を翌日に控えた8月10日、川内(せんだい)原子力発電所の正門ゲート前は物々しい雰囲気に包まれた=2015年8月11日、鹿児島県薩摩川内市(寺口純平撮影)【拡大】
高浜で議論複雑化
問題は高浜で、30キロ圏に福井県境を越えて京都府や滋賀県なども入り複雑化している。京都府は2月、高浜に関する安全協定を関電と締結。府は再稼働について「事前説明」を求めており、これが地元同意と同等の効力を持つかは不透明だ。滋賀県も「立地自治体並み」の権限を求める構えで、関電との議論はまとまっていない。
≪加圧水型の診査先行 西日本に集中≫
11日に再稼働する九州電力川内原発1号機は、加圧水型軽水炉(PWR)と呼ばれる形式だ。原発の新規制基準に基づく審査が2013年7月に始まってから合格した原発は川内1号機を含めすべてPWRで、関西電力など西日本に集中している。一方、東京電力など東日本に多い沸騰水型軽水炉(BWR)の審査は遅れ気味だ。