爆風で窓ガラスが破壊されたマンション前で、途方に暮れるマスク姿の住民=2015年8月19日、中国・天津市(共同)【拡大】
一方、天津市トップの黄興国共産党委員会書記代理は19日、爆発発生後初めて記者会見し「(爆発に)心を痛めており、自責の念にかられる」と述べ、犠牲者に哀悼の意を表明した。救援活動と化学物質の処理に全力を挙げるとともに、爆発があった倉庫を所有する中国企業「瑞海国際物流公司」の責任者を徹底的に調べて厳しく処分すると強調した。
天津市当局の19日の発表によると、爆発で同日までに114人が死亡、65人が行方不明となっている。死者のうち身元確認できたのは101人。
≪住民の疑念拡大 「危ない場所になぜ」≫
中国天津の大規模爆発は19日、猛毒の「神経ガス」検出情報が流れ、深刻さを増した。爆心地周辺の住民は「これ以上危険な場所に住めない」と絶句。検出情報を伝えた記事はインターネット上から削除されて疑念が拡大、混乱を収拾できない現地当局への不満は頂点に達した。天津の日系企業も活動正常化への見通しが立たず、いら立ちを募らせている。