爆風で窓ガラスが破壊されたマンション前で、途方に暮れるマスク姿の住民=2015年8月19日、中国・天津市(共同)【拡大】
「危ない場所になぜわれわれを住ませたのか」
爆発被害に遭った住民ら数十人は19日、天津市当局の記者会見場があるホテル周辺で家の買い上げや責任追及を求める抗議活動を行った。
現場から約3キロ離れた市内では異臭が漂い、1時間もすると喉が痛くなってくる。繁華街は人通りが少なくマスク姿の人たちが目立った。
「全く知らなかった」
神経ガスが検出されたと伝わると、住民の間には不安が拡大した。現場には猛毒のシアン化ナトリウムや火薬原料の硝酸アンモニウムなども大量に保管されており、自宅を失った自営業の顔さん(28)は「数千トンもの危険な化学物質があったなんて全く知らなかった」と絶句。「一番安全なはずの都市部に家を買ったのに」と憤った。