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キュートで残酷なおとぎ話 ノゾエ征爾、岸井ゆきの、栗原類 舞台「気づかいルーシー」 (1/3ページ)

2015.8.22 11:00

バイリンガルの栗原類さん(左)、ビジュアルが主人公に似ているという岸井ゆきのさん(中)らの個性を生かした演出を進めるノゾエ征爾さん=2015年8月6日、東京都中央区(荻窪佳撮影)

バイリンガルの栗原類さん(左)、ビジュアルが主人公に似ているという岸井ゆきのさん(中)らの個性を生かした演出を進めるノゾエ征爾さん=2015年8月6日、東京都中央区(荻窪佳撮影)【拡大】

 劇作家、松尾スズキ(52)が描いた絵本「気づかいルーシー」(千倉書房)が同名の音楽劇になる。松尾に師事した劇作家のノゾエ征爾(40)が脚本と演出、主人公ルーシーに岸井ゆきの(23)、相手役の王子にモデル出身の栗原類(20)を起用。ブラックユーモア的な「こわかわいい」おとぎ話に音楽とダンスをプラス。主演2人の個性も生かした不思議なファンタジーとなっている。

 戦争もなくなり平和に

 原作は松尾が若い頃に描いたキャラクターがベース。少女ルーシー(岸井)は、おじいさん(小野寺修二)と馬(山中崇)と村で暮らす。おじいさんは落馬して死ぬが、馬はその皮を剥いでかぶってなりすまし、ルーシーも気付かないふりをする。成長したルーシーは余命わずかの王子(栗原)と恋に落ちる。悲しむルーシーに、実は生きていたおじいさんの中身(小野寺)が奇策を計画する。

 二重三重に絡む登場人物の気遣いは「過ぎたるは及ばざるがごとし」の感もある。ただノゾエは「気を使う行為は交流の原点。行きすぎたり、空回りするのも人間らしい。『気遣いがみんなに備われば戦争もなくなり平和になる』、という結論に僕も松尾さんも行き着いた」と話す。

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