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関係とらわれず 国境超え表現 「隣の部屋-日本と韓国の作家たち」 (3/4ページ)

2015.8.24 11:00

イ・ウォノ「浮不動産」(2015年)の展示風景=2015年8月11日(国立新美術館提供、大西正一さん+中川周さん撮影)

イ・ウォノ「浮不動産」(2015年)の展示風景=2015年8月11日(国立新美術館提供、大西正一さん+中川周さん撮影)【拡大】

  • イ・ソンミ「ガラスのブランケット」(2014年)=2014年11月10日(国立新美術館提供、大西正一さん+中川周さん撮影)
  • キ・スルギ「砂をかむ瞬間」(2015年、国立新美術館提供、大西正一さん+中川周さん撮影)

 隙間からのぞく主体と客体

 韓国の作家たちとは対照的に、日本のアーティストが関心を寄せるのは、「オブジェクトとイメージの見方や効果、機能といった側面、および作者のみならず観者を含めた主体と客体のあり方」(米田研究員)だという。

 例えば、横溝静の作品「A flight before light」(2015年)には、2枚の黒い板の隙間から、女性の裸体の一部や仮面をかぶった女性の目がのぞく。それは自分(主体)が盗み見ているのか、誰か(客体)から盗み見られているのか、という関係を示しているようにも見える。

 また、南川史門の作品「4つの絵画と自立するための脚」(2013年)では、ショッキングピンクに塗られた掲示板のようなものが登場する。定型のスペースに描いてきた絵画の枠(歴史)を拒絶することで、新しい世界を切り開こうとする姿勢が見える。

ガイド:「アーティスト・ファイル2015 隣の部屋-日本と韓国の作家たち」

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