サイトマップ RSS

上善は水のごとし。この老子の真骨頂 一冊の『老子』が手元になくて、何が人生であるものか 松岡正剛 (3/5ページ)

2015.9.4 13:30

【BOOKWARE】編集工学研究所所長、イシス編集学校校長の松岡正剛さん=9月14日、東京都千代田区の「丸善丸の内店内の松丸本舗」(大山実撮影)

【BOOKWARE】編集工学研究所所長、イシス編集学校校長の松岡正剛さん=9月14日、東京都千代田区の「丸善丸の内店内の松丸本舗」(大山実撮影)【拡大】

  • 【BOOKWARE_松岡正剛】BOOK_MEETS_BOOK

 いま、中国も日本もついつい「大国」をめざすようになっていて、かつ「強国」であろうとする。しかし、どんな強大なものも、必ず痛い挫折を味わった。老子はそこを戒めている。ただ、これは言うは易く、行うは難(かた)い。せめて過剰になった気分のときに、老子をひたすら読むことに徹したい。

 【KEY BOOK】「老子」(小川環樹訳/中央公論新社・中公クラシックス、1512円、在庫なし)

 手元に一冊の『老子』を用意しておきたい。どうしても。岩波文庫でもこの中公クラシックスでもいいが、どうしてもそうしたい。一冊というなら『論語』より『老子』だ。なぜ老子なのか。すべてが少なめである。すべてがたゆたっている。東洋思想の原点としての真髄がある。屈託がない。衒(てら)っていない。ヒューモアに満ちている。タオイズムが流れこんでくる。世界にこんなユニークなものはない…まあ、いろいろだ。「上善、水のごとし」なのである。

人を知る者は智なり、自らを知る者は明なり

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。

ページ先頭へ