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【世界文化賞】演劇・映像 シルヴィ・ギエム 観客本位のバレエ 日本で有終 (1/2ページ)

2015.9.11 11:00

英ロンドンの劇場ロビーで、リハーサルの合間にくつろいだ表情を見せるシルヴィ・ギエム=2015年5月24日(大西正純撮影)

英ロンドンの劇場ロビーで、リハーサルの合間にくつろいだ表情を見せるシルヴィ・ギエム=2015年5月24日(大西正純撮影)【拡大】

 高松宮殿下記念世界文化賞の第27回受賞者が発表された。それぞれの分野で芸術表現を追求し、文化の発展に貢献してきた受賞者たちの経歴と業績を紹介する。(敬称略)

 □演劇・映像 シルヴィ・ギエム(50、フランス) Sylvie Guillem

 「100年に1人」と称される世界最高のバレリーナである。柔軟かつ強靱(きょうじん)な肉体と美しい脚線、そして豊かな表現力で、「男性ダンサーの支えが欠かせない」という従来の女性ダンサーのイメージを一変させた。つま先立ちの完璧な「6時のポーズ」(180度開脚)を最初にやったのも彼女だ。

 12歳のとき、体操競技で五輪国内予選を通過したが、パリ・オペラ座バレエ学校で学んだのをきっかけにバレエに転向。1981年にオペラ座へ入団、84年、19歳の若さで最高位のエトワールに昇進した。十八番は「白鳥の湖」「ドン・キホーテ」「ジゼル」など。スポーツ選手としても世界レベルという身体能力の高さが、男性の支えなしに自分の美的感覚に基づく踊りを追求することを可能にした。また、伝統の中から余分なものをそぎ落とし、自分が表現したいものを凝縮していった。

「ダンスは私から観客への贈り物なのです」

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