英ロンドンの劇場ロビーで、リハーサルの合間にくつろいだ表情を見せるシルヴィ・ギエム=2015年5月24日(大西正純撮影)【拡大】
そして、観客本位の考え方。「普段の過酷なレッスンも公演の準備も、すべては私の公演を見るためにチケットを買ってくれる観客の皆さんのため。ダンスは私から観客への贈り物なのです」。出来上がったものをそのまま演じることをよしとせず、従来の動きや作法よりも、自分の身体と登場人物に合った振り付けを重視してきた。89年、英国のロイヤル・バレエ団に移籍し、世界的な活動を展開。ここ10年ほどはコンテンポラリーダンスにも取り組んでいる。
30回以上も来日している親日家で、「洗練され、簡素な日本文化が好き」という。2011年の東日本大震災直後には、被災者のためにチャリティー公演も行った。すでに今年いっぱいでの引退を表明しており、12月の最後の公演はその「大好きな日本」で行う予定だ。(SANKEI EXPRESS)