情報流出事件について会見で釈明する日本年金機構の水島藤一郎(とういちろう)理事長(左)ら=2015年8月20日、東京都千代田区の厚生労働省(早坂洋祐撮影)【拡大】
“箔付け”不可解人事も
広報室によると、現職の南関東ブロック本部長は昨年1月、審議役と兼務する形で就任した。審議役は日本年金機構組織のルールで「理事長の命を受けて、重要事項について総括整理する」と定め、給与は機構本部の「部長職に準ずる」としている。
ところが、広報室は産経新聞の取材に対し、現在の審議役の役割について「重要事項の中身は特にない」として、不要ポストなのに兼務させていたことを明らかにした。ブロック本部長と審議役の給与は同額で、箔(はく)を付けるために兼務させたのかもしれないが不可解だ。審議役はこのほか、13年7月から14年9月末にかけて2人在任したが、いずれも「業務・システム刷新」に関する重要事項に対処。「消えた年金問題」再発防止などに取り組んでいた。