情報流出事件について会見で釈明する日本年金機構の水島藤一郎(とういちろう)理事長(左)ら=2015年8月20日、東京都千代田区の厚生労働省(早坂洋祐撮影)【拡大】
水島氏のメッセージで最も驚いたのは、個人情報奪取を目的としたサイバー攻撃対処のマニュアルが存在していなかったのにもかかわらず、管理職の責任問題について一切触れなかったことだ。危機を見越したマニュアル整備は管理職の仕事の一つだが、不備をわびる言葉は見当たらなかった。
水島氏は「全員で力を合わせ、お客さまに少しでも信頼していただくために努力していこう」と結んだ。続投する気なら「少しでも」ではなく「国民に全幅の信頼を寄せていただくために努力していこう」とすべきではなかったのか。(政治部 比護義則/SANKEI EXPRESS)