与えられた役どころを次々と体得していく中で、答えらしきものを引き出し、熟成させていった浅野は、「仕事をするということは、大きな決意が伴うものだから、自分が出した答えに対して背を向けてはいけない。死ぬまで、死ぬ気で向き合って、トコトンやり抜くことが重要だと肝に銘じています」と言葉を継ぎ、俳優としての心構えを語った。
もちろん仕事も大事だが、優介の妻、瑞希(深津)のように、家族が“余命”を宣告された場合、どうすべきなのかと水を向けてみた。「愛する家族には、恥ずかしがらず、素直な気持ちを伝えなければいけないと思います。今までできなかったことがあるならば、そこから何かを始めるのも遅くはないでしょう。それこそ優介のように瑞希と旅に出るとか、一緒にいる時間を増やすこともいいなと感じますね」(文:高橋天地(たかくに)/撮影:長尾みなみ/SANKEI EXPRESS)