102歳で天寿を全うしたライ・サンペラーヤさんの葬列。人生のクライマックスが葬儀であり、葬儀のために生まれ、葬儀のために死ぬのがトラジャ族の文化だ=2015年8月1日、インドネシア・スラウェシ島(今井竜也さん撮影)【拡大】
孫のソラーヤさんは「これまでは死後も家にいたので、ただ寝ているだけと感じていたが、葬儀が終わると、祖母の死を受け入れなければならないつらさがある」と話した。
タナトラジャでは、他にも強烈な異文化の数々を目にすることができた。乳児の亡きがらを樹木の幹に納めたベビーグレイブ、岩壁をくりぬいたスペースに遺体を納めた絶壁の共同墓地…。トラジャ族独特の文化には、生を持つ者が抱く、「生」をなくし「死」となった者への敬意が感じられた。(写真・文:写真家 今井竜也/SANKEI EXPRESS)