地域への恩返しも忘れてはいない。生産に大量の水を使うため、CSR(企業の社会的責任)活動として、社有林を取得し、森林組合とともに保全・整備を行い、森と水を守っている。さらに、小中校生の理科離れを防ごうと、手づくり乾電池教室や出前科学教室を開く活動も行っている。
競争相手は、同じものを作っている同業他社ではないという。
担当者は「お客さまの未来のニーズと競争することを心掛けている。こういうものが欲しいと依頼されてから作るのはごく当たり前のことである。次にどんな要望が出てくるだろうかと常に考え、開発を先行して進めていくことで、お客さまのニーズに応える製品をすぐに提供することができる。そうすることで信頼関係も生まれる」と話す。
未来のニーズと競争することで、土佐和紙はその発祥の地で進化を続けている。(今週のリポーター:慶応大学2年 学生有志記者 池田勇輝/SANKEI EXPRESS)