大福製紙の取り扱いは粘着テープ原紙などの工業用資材、大手アパレルメーカー向け衣料品、松久永助紙店で取り扱う和紙素材のタオルや靴下の素材となる和紙糸など幅広い。
衣料用途の紙糸用には高知県などの国内産のミツマタ(靱皮繊維)を使っていたが、現在はフィリピンやエクアドルから輸入するマニラ麻を中心に使用。コウゾなどの和紙の原料に性質が近く、数十年かけて成長する木材パルプに比べ早く成長し、木材パルプ繊維より丈夫という利点がある。
東京五輪を契機に
機械すきの和紙はさまざまな太さの和紙糸によられ、多種多様な製品となる。シャツやセーター、パンツ向けに展開し、2010年には布地が仏高級ブランド、エルメスのコートとブルゾンに採用された。ユネスコ登録が追い風となり、美濃和紙を使った商品をシリーズ化しようとする動きも大手アパレルメーカーにあるという。