ラグビーのワールドカップ(W杯)イングランド大会で初の8強入りと1大会3勝を目指す日本代表は9日、1次リーグB組最終戦となる11日(日本時間12日)の米国戦登録メンバー23人を発表し、ここまで出場がなかったチーム最年少の22歳、WTB藤田(早大)が先発に名を連ねた。ジョーンズ・ヘッドコーチは記者会見で「直感で藤田がいいプレーをしてくれると思って起用した。集大成として(1次リーグ)最終戦を終えたい」と抱負を語った。
B組は南アフリカが既に準々決勝進出を決め、10日にスコットランドがサモアに勝てば、日本は米国戦を前に敗退が決まる。
日本は米国に直近の対戦で4勝1敗と上回り、世界ランキングも上だが、W杯では2戦2敗と勝っていない。米国は7日の南アフリカ戦で主力を温存して大会初勝利を狙ってくるだけに、日本は油断できない。米国は全体的に運動能力に優れ、激しいプレーが得意。日本は大会を通じて安定しているスクラム、ラインアウトのセットプレーを起点にして優位に試合を進めたい。