秋は運動会シーズン。体育の授業の増加などによって子供たちの体力や運動能力は向上する傾向があるという=2014年5月24日、東京都内(鈴木健児撮影)【拡大】
青少年と高齢者の多くの年代で、体力や運動能力が向上する傾向が続いていることが11日、スポーツ庁が体育の日を前に公表した「2014(平成26)年度体力・運動能力調査」の結果で分かった。現行方式で調査を始めた1998年度以降、13、16歳、75~79歳の男女で過去最高となった。
「野球離れの弊害」も
スポーツ庁は、青少年については体育の授業時間の増加や、部活動の積極的な推進などが背景にあり、高齢者については健康志向の高まりが結果につながったとみている。ただ、青少年の握力やボール投げは依然として低水準にとどまった。子供の“野球離れ”が背景にあるとみられる。
調査の対象となった11歳、13歳、16歳の小中高校生では、上体起こし▽長座体前屈▽反復横とび▽20メートルシャトルラン▽50メートル走▽持久走で、横ばいか向上傾向が見られた。各テスト項目を点数化した合計点でも、11歳女子と13歳、16歳の男女が過去最高となった。