トルコのイスタンブールにある「ブルーモスク」もその美しさで有名だが、鮮やかさという点ではここの「ピンクモスク」のほうが際立っている。見学に来ていた女性グループからも「色もデザインもすごくかわいい」という声が漏れていた。今後おそらく、観光の新名所になっていくのではないか。そんな感想をあとで知り合いのマレーシア人に伝えると、彼は「日本人はあんな人工的な建物に食いつくの?」と首をかしげていた。
その後も街のシンボルであるペトロナス・ツインタワーの撮影や、すず製品で有名な「ロイヤル・セランゴール」の工場見学などを終え、夕飯は市内中心部の屋台街にある「新峰肉骨茶」で名物のバクテーを満喫。クアラルンプール中央駅には午後10時過ぎに到着した。
この時間から出る列車は数が少ないらしく、駅構内は閑散としている。開いている店もほとんどない。ハンバーガーショップもシャッターを下ろしていたので、仕方なくコンビニで飲み物を買い、改札が始まるのを待った。静かだ。いまから深夜列車で旅に出る人など、いないのかもしれない。