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「ケーキの王様」伝統のバウムクーヘン ドイツ・ベルリン (3/4ページ)

2015.10.25 10:00

心棒の周りに焼けた生地の上から、さらに生地をかける職人。この工程を何度も繰り返す=2015年10月20日、ドイツ・首都ベルリン(宮下日出男撮影)

心棒の周りに焼けた生地の上から、さらに生地をかける職人。この工程を何度も繰り返す=2015年10月20日、ドイツ・首都ベルリン(宮下日出男撮影)【拡大】

  • 白く砂糖がコーティングされたばかりのバウムクーヘンはつややかに光沢を放っている=2015年10月20日、ドイツ・首都ベルリン(宮下日出男撮影)
  • 完成したバウムクーヘン。食べる際には薄くスライスするのがドイツ風だ=2015年10月20日、ドイツ・首都ベルリン(宮下日出男撮影)
  • 店内に陳列されたバームクーヘンと3代目店主のクラウス・ラビーンさん=2015年10月20日、ドイツ・首都ベルリン(宮下日出男撮影)
  • 首都ベルリン南西部の静かな住宅街にたたずむ「コンディトライ・ラビーン」の店舗=2015年10月20日、ドイツ(宮下日出男撮影)
  • ドイツ・首都ベルリン

 第二次世界大戦後、ポツダムは旧東ドイツに入った。社会主義体制下では材料の入手が制限されるなど製造が困難だったため、ラビーンさんの父が52年、当時の西ベルリンへの移住を決心。設備などはポツダムにおいてきたため、「ゼロからの再出発」(ラビーンさん)だった。だが、70年に父を継いだラビーンさんも2002年に4代目となる息子に後を譲り、今に続く。

 伝統の作り方の特徴はどのようなものか。ラビーンさんによると、生地を作る際、卵をそのまま入れるケースも多いが、コンディトライ・ラビーンでは先に卵黄と卵白を分け、卵白は泡立てる。その方がふんわり感を出せる。また、心棒を生地の液体につける店もあるが、コンディトライ・ラビーンでは心棒に生地をかけることで一層一層を薄く仕上げる。生地に入れる香辛料は「秘伝」(ラビーンさん)という。

本場は薄くスライス

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