現場には、トルコ人とクルド人の各グループが居合わせ、トルコ国旗が奪われたり、クルド人組織の旗が掲げられたりしたことをきっかけに乱闘が始まったとの情報があるが、原因は不明だ。
投票は双方のグループを分けて10人程度ずつ大使館に入れて実施。投票後、付近に残る人も多く、混雑が続き大使館関係者らが整理に当たった。大使館周辺はプロテクターに身を包んだ機動隊員が警備し、多数の警察車両も並び物々しい雰囲気に包まれた。25日は全国各地から投票者が訪れており、警視庁は、投票を終えて帰宅する人を駅まで送るなどして警戒を続けた。
「なぜこんな目に」
友人が暴行を受け負傷したというクルド人で埼玉県川口市の解体工、チョーラク・ハッサンさん(31)は「罪もない人間がなぜこんな目に遭うのか」と憤りをあらわにした。
大阪府で貿易会社を経営するオメル・トクルマンさん(35)は午前8時ごろ大使館前に到着。すでに複数の男性が口論したり殴り合ったりしていたといい「投票で自分の意思を示すために来ただけなのに」と戸惑っていた。