エルドアン派対反エルドアン派という政治対立ではなく、構造的な問題である民族対立であるため、今後も日本で同様の事態が続き、民族同士による殺し合いが起きる可能性もある。法規を厳正に適用し、どんな民族であろうと違法行為があれば、しっかり取り締まることが必要だろう。(談/SANKEI EXPRESS)
■クルド人 トルコ南東部からイラク北部、イラン西部、シリア北部などにまたがる地域に住む民族。総人口は2500万~3000万人とされている。イスラム教スンニ派が多数を占めるが、残りはシーア派などを信仰。民族として国家はなく、20世紀初頭から自治や分離独立を求める運動が相次いだ。1000万人以上いるとされるトルコでは、6月の総選挙でクルド人系の左派政党が躍進し、エルドアン大統領出身の第一党が過半数割れに。選挙後の連立交渉が不調に終わったことを受け、11月1日に出直し総選挙が予定され、クルド系の左派政党が現有議席を維持し、第一党が再び過半数割れになれば、大統領がレームダック(死に体)に陥るとの見方もある。