東芝がソニーに一部売却する大分工場=2004年、大分県大分市(共同)【拡大】
大分工場はソニーに売却
大分工場について、ソニーとは15年中に正式契約を結び、16年3月までの譲渡を目指す。売却額は公表していないが、200億円程度とみられる。このセンサーの製造や設計などに携わる従業員ら計約1100人はソニーが雇用する方向。半導体のリストラで配置転換を伴うが、応じられない従業員は早期退職優遇制度の対象とする。
このほか半導体部門は、東芝本体の姫路半導体工場(兵庫県太子町)でパワー半導体を、グループ会社の豊前東芝エレクトロニクス(福岡県豊前市)で光半導体をそれぞれ主に手掛けており、事業基盤を強化して存続させる。東芝は不正会計問題で業績が悪化、経営の立て直しを進めている。
≪白物家電、パソコンでもリストラ加速≫
不正会計問題で収益力が低下した東芝は、屋台骨だった半導体事業の再編に踏み込んだ。東芝はスマートフォンのデータ保存に使う「NAND型フラッシュメモリー」など期待できる分野に力を入れる一方、競争力の弱い半導体製品や、赤字の家電やテレビ、パソコンを扱う事業でもリストラを加速させる。